塾長ブログ

海外の看板も勉強の教材になる!KFCのドライブスルー表記や左折看板を見てみよう!

こんにちは!塾長のMazzyです!

今日は僕がオーストラリアに住んでいた時の内容から英語の勉強の内容をお届けします。

日本にある看板や標識は当然ほぼ日本語ですが、オーストラリアの看板や標識はもちろん英語表記です。

オーストラリアには日本でお馴染みのケンタッキー・フライド・チキンやセブンイレブン、そして100均のダイソーもありますよ。(オーストラリアのダイソーは$2.8均一です。)

セブンイレブンもあちこちにあるんですが、中の作りや並んでいる商品は全く別物です。「あ~お腹空いたからおにぎりやお弁当を買いにセブイレに行こう!」と思っても売っていませんので…

サンドイッチは売っていましたが、確か$8~$9ほどしたような…僕のオススメはマフィン($3)+コーヒー($1)のセットです。セットで買えばなんとマフィン単品と同じ$3なんです!実質コーヒーが無料ということです。オーストラリアに行った時には参考にしてみて下さいね!

今日はオーストラリアの看板や標識の中で、2枚の写真をご紹介します。1つ目は「へぇ~」という内容で、2つ目は高校生向けの英語の内容です!

ケンタッキーのドライブスルー表記はDrive Thru

日本のケンタッキーのドライブスルーはもちろん「ドライブスルー」と書かれていますよね?オーストラリアのケンタッキーのドライブスルーももちろん「Drive Through」と書かれているハズなんですが、そうは書かれておらず「Drive Thru」と書かれています。

海外では特に話し言葉はそうですが、表記もちょこちょこ省略表記されています。

今回の”thru”(スルー)は”through”「~を通って」という前置詞の省略形です。でもこれを見ると、日本語のドライブスルーは和製英語ではなかったということがわかりますね♪

左折看板から学ぶ「前置詞+抽象名詞」を確認!

Turn left at any time with care.を訳せますか?高校生なら当然訳せますよね!中学生でも予想は出来ると思います。今日はこの看板から勉強をしてみましょう。次の①~③を考えてみて下さいね!

①まずはこの看板は「動詞の原形」から始まっています。つまり何の文法を使っているでしょうか?

②次に”at any time”はどういう意味を表していますか?

③最後に”with care”は何という別の単語に書き換えが出来ますか?

 

わかりましたか?それでは答え合わせしてみましょう!

 

①の”Turn left”は動詞の原形から始まっているので、「~しなさい」という命令文だということがわかりますね?”Turn”には「曲がる」という意味があるので「左に曲がりなさい」という文だということがわかります。

②の”at any time”は熟語ですね!”any”には「どんな」という意味があり、”time”には「時」という意味があります。つまり”at any time”は「どんな時でも=いつでも」ということになります。

③の”with care”は特に高校生に考えて欲しい問題です。でも予想できますよね!少し難しいことを書きます。

“with care”は「前置詞+名詞」のかたまりなので修飾語(主に副詞)扱いですね!つまり”with care”は”carefully”「注意深く」という副詞に書き換えることが出来ます。(これについては下で詳しく解説をしています。)

“Turn left at any time with care.”は「気を付けていつでも左に曲がって下さい」という事ですね!日本の「左折可」の看板と同じですが、”with care”が付いているだけで、少し優しい気分になるのは僕だけでしょうか?(笑)

ここで復習しておいてほしいことを以下に書いておきます。

of+抽象名詞=形容詞/with(or in)+抽象名詞=副詞を確認!

抽象名詞とは目で見えない手でさわれない名詞

抽象名詞っていったい何なんでしょうか?

簡単に言えば抽象名詞とは目で見えなく手でも触(さわ)れないような名詞のことを指します。参考書には「人や物の性質・状態・動作・思考を抽象概念として表す名詞を抽象名詞と言う。」と書いていますが、ややこしいですよね

どんな名詞のことを指すかというと、”beauty”「美」や”music”「音楽」、”peace”「平和」や”wisdom”「知恵」などの名詞を指します。

美しい人や物、CDなどの作られた物にはさわれますが、「美」や「音楽」自体にはさわれないし、目でも見えないですよね!

of+抽象名詞は形容詞扱い

高校生にはとても大切な項目ですね!次の文を見て下さい。

“She is of beauty.”と書かれたら、一瞬「えっ?」となりませんか?この文の”of beauty”は「of+抽象名詞」なので「形容詞」に書き換えることが出来ます。つまり”She is beautiful.です。こうなれば簡単ですね!「彼女は美しいです。」が日本語訳になります。

with/in+抽象名詞は副詞扱い

こちらの項目も大切ですね!先ほど紹介した看板と同じ用法です。次の文を見て下さい。

“He solved the problem with ease.”「彼はその問題をやすやすと解いた」という文です。この文の”with ease”は「with+抽象名詞」なので”easily(簡単に)”という「副詞」で書き換えることが出来ます。つまり”He solved the problem easily.”ですね。

ちなみに”ease”は”easy(簡単な)”の名詞形で「容易さ」や「楽」という意味を表します。

こちらの方が訳しやすい気がします。

さいごに

今回はかなり勉強じみたことを書いてしまいました。「形容詞」や「副詞」などの専門用語も出てくるのでかなり文法的な内容ですが、もちろん生徒のレベルに応じて説明の方法は変えています。

僕が中学生の時もそうでしたが、そういった難しい用語に拒否反応を示す子も少なくありませんので、生徒の理解度を見てわかりやすく説明しています♪なので上記の内容を見て「え~、もうわけがわからん!この塾イヤ!」とはならないで下さいね!

「なんだ!こんな簡単なことだったのか!」と思ってもらえるような授業を出来るように常に心掛けています。

質問があったらまた聞いて下さいね!

以上、Mazzyでした!