こんばんは!塾長のMazzyです!
今日は僕がオーストラリアに留学をしていた時に遭遇した「自転車に乗っている人を襲ってくる鳥」についてお話しようと思います。
日本に住んでいる時はまさか鳥に襲われるなんて思いもしませんでした!きっとみなさんもそうだと思います。オーストラリアは植物や動物の自然の国ですね!
オーストラリアではヘルメットは必須!ノーヘルは交通違反!
現在、日本でも自転車に乗る時はヘルメット装着が徐々に義務付けられています。ですが、大半の人はヘルメットをかぶっていないのが現状ですね。
ですがオーストラリアではヘルメットは必須なんです。ヘルメットをかぶらずにノーヘルで自転車に乗ると、たちまち警察官に止められて罰金沙汰になってしまいます。
オーストラリアの警察官はサングラスをかけている人が多いので、めちゃくちゃいかつく見え、かなり戦闘力が高く見えます。目の前で違反をしようものなら、即射殺されそうな勢いです(;’∀’)
中にはこんな乗り物に乗って、違反者を取り締まっている警察官もいます。日本では考えられませんね!オーストラリアならではです!
時折、馬に乗ってパトロールしている警察官もいます…それはまた別の機会にアップします。
春には木の下を自転車で通らない方がいい!超危険なマグパイがいる!
オーストラリアのシティの至る所に”Magpie”(マグパイ)と呼ばれる鳥がいます。日本では「カササギフエガラス」と呼ばれているそうで、カラスの仲間ではなくカササギの仲間です。
普段は温厚な鳥なんですが、春先になると産卵時期になり、シティの木の上に巣を構えます。そして卵や子供達を守るために、人を攻撃してきます。特に速いスピードで走る自転車は「敵」とみなすようで、執拗に追いかけて必ず背後から攻撃を繰り返してきます。
この時期になると、上のような警告掲示板がシティの電信柱などに数多く貼りだされます。
普通のヘルメットで走行していると、見事に攻撃された
オーストラリアに到着して自転車で通学を始めた頃、さっそくこのヘルメットで通学をしていました。通学途中の街中で、ヘルメットに結束バンドを結んで、ハリネズミのようなヘルメットにして自転車を乗っている人を何人か見かけました。
最初は「???なんで??めっちゃ恥ずかしいやん!」と思っていましたが、これがまさかのマグパイ対策だとは知りませんでした。
後日、この結束バンドの意味を知ったのですが、あまりにも見た目が恥ずかしくて僕はヘルメットを加工せずに、買ったままの状態で通学していました。「まぁ自転車でかっ飛ばして通学していたら問題ないだろう!」と高を括っていたら、ある日、見事にヘルメットを攻撃されました…
ヘルメットを攻撃されるだけならノーダメージなんですが、キッチリヘルメットだけを攻撃してくるわけでなく、何度か攻撃を食らったうちの1回は顔部分にも鳥の足や羽根が当たり、負傷してしまいました( 一.一)
必ず後ろから攻撃を繰り返してくるので、ある意味後ろがトラウマになりました。「また後ろから狙ってないだろうな…」と…
マグパイ対策はヘルメット+結束バンド(タイラップ)
何度か攻撃をされた後は、もう見た目を気にせず、身の安全を最優先にヘルメットに結束バンドを結びました!
なんともカッコ悪いヘルメット…日本でこれをかぶって自転車に乗っていたら、めちゃくちゃ白い目で見られますね。でもオーストラリアは全く白い目で見られませんでした。みんなわかっているんですね!
では改めて、警告板に書かれている英語を確認してみましょう!
“SWOOPING BIRD ALERT”
これは一番上に書かれている内容ですね!
“swoop”が「(鳥などが)(突然上から獲物に)飛びかかる/襲いかかる」という意味で、”alert”は「警戒」ですね!つまり「襲いかかる鳥に警戒!」です!
“Bird may swoop in this area”.
Birds may swoop in this area. This is normal defensive behaviour during the breeding season when our native birds are protecting their eggs or young in the nest.
これは少し長い文章になっています。もう普通に日本語訳を書きますね!
「このエリアでは鳥が攻撃してくるかも知れません。その土地に住む鳥が、巣にある卵や子供達を守る産卵時期の間は、至って普通の護衛行動です。」
わが子を守る動物なら、危険とみなした敵を攻撃するのは至って普通のことってことですね!
マグパイの攻撃を回避する方法や注意事項
次に警告板の左下に箇条書きされている、マグパイからの攻撃を避ける方法を見てみましょう!
・Avoid the area.(このエリアを避けましょう)
・Do not run.(走らないようにしましょう)
・Wear a hat or carry an unbrella.(帽子をかぶるか、傘を携帯しましょう)
・Cyclists- dismount and walk.(自転車に乗っている人は、降りて歩きましょう)
・Do not interfere with the birds or their nests as this may increase swooping behaviour.(鳥の攻撃を冗長させるような鳥や巣に干渉するような行動は慎みましょう)
ですね!
さいごに
マグパイの恐怖は、恐らく攻撃を受けた人でないと共有できない気がします。「動物にとっては至って普通の行動だから、人が注意をすべき!」という所も、自然を愛するオーストラリアならではな気もします。
日本だと網を張ったり、鳥がシティに住みつかないような対策を施して、「人中心」の町を作り上げるんでしょうね!
観光旅行では、なかなかこのマグパイから攻撃を受けるということはないとは思いますが、今はシティならどこでも「シティサイクル」があります。その時は注意して下さいね!
以上、Mazzyでした!