塾長ブログ

固有名詞(人名や地名など)はヘボン式のローマ字を使うのか?それとも訓令式のローマ字を使うのか?

こんにちは!塾長のMazzyです!

今日はローマ字についてお話しようと思います。

ローマ字にはヘボン式と訓令式がある!

従来は中学1年生から、最近では小学生から英語がスタートしています。英語学習は本来、「ローマ字」の学習からスタートすると考えています。

ローマ字には訓令式と呼ばれる表記方法と、ヘボン式と呼ばれる表記方法がります。

学校で習うローマ字は「ヘボン式」と呼ばれるものです。ほぼ訓令式と同じなんですが、いくつかルールが異なります。

ちょっと例を見てみましょう!

ローマ字訓令式ヘボン式
「し」sishi
「ち」tichi
「つ」tutsu
「ふ」hufu
「じ」ziji
「ぢ」diji
「ず」zuzu
「づ」duzu

私たちの大半は「し」という語をローマ字に変換すると”shi”と書く!と習っていると思います。また、「ち」という語も”ti”とは書かず”chi”と書くように習っています。

これらが訓令式とヘボン式の違いです。

訓令式とヘボン式

訓令式のローマ字表、は日本人が英語を発音する時に使う表と言われています。つまり、日本人向けの表と言えます。


“sampo”よりも”sanpo”と書いた方が日本人にとっては「散歩」とわかりやすいですよね!

一方、ヘボン式は外国人が日本語を読むために作られたものだそうです。外国人用ですね!

「積み木」を訓令式(日本人用)で表記すると”tu mi ki”になります。これを外国人が発音すると「トゥミキ」になってしまいます。

そこで「つ」を”tu”ではなく”tsu”と表記することで、日本語らしい発音をすることが可能になります。

固有名詞もヘボン式になりつつある!

極論、どちらを使ってもローマ字はローマ字です。ただ、日本で習う英語(ローマ字)は今やほぼヘボン式になっています。なので訓令式表記ではなくヘボン式表記に変更しつつある地名もあります。

例えばコレですね!丹波篠山(たんばささやま)という地名に関して丹波市役所のHPにこう書かれています。

従来は丹波を”tanba”と表記していたそうですが、それを”tamba”に変更しています!

さいごに

身の回りでは「訓令式」のローマ字はほとんど見なくなりましたね。

ですが専門分野では訓令式を使っている物もあります。

例えば金属のチタン(チタニウム)はtitan(titanium)と表記され、略してTiと書かれます。車のマフラーでも超軽量・超高級のチタン製があるのでコレを思い付きました!(笑)

じゃあ…「アンパンマン」の表記は?それについてはこちらをご覧下さい!

アンパンマンはAmpanman?それともAnpanman?b・p・m(破裂音)の前の「ン」は”m”というローマ字のルール!

以上、Mazzyでした!