塾長ブログ

英単語はこうやって覚える!良い暗記法と悪い暗記法!効率良く覚えよう!

こんにちは!塾長のMazzyです!

生徒の親御さんを含めたみなさん、単語暗記はどのようにして行ってきましたか?かなり苦労された経験はありませんか?「単語なんて、見たら覚えられるでしょ?」という天才肌の方もいるかもしれません。かなり羨ましいですよね…

単語は覚えても覚えても、しばらくしたら忘れてしまいますよね…まぁそれが普通なんですが…

学校でも「10回書きプリント」のような練習用紙を配られた方もおられると思います。

今日はほぼ全ての方が直面した単語暗記の方法や難しさについて、塾生を教えた経験をもとにお話しようと思います。

(そのうち、「記憶」に関する他の記事も書いて、この記事と見やすくリンクさせるつもりです♪)

「ひたすら書く」は超非効率な単語暗記方法!

生徒の単語暗記力にもよりますが、ウチの塾では僕が指導している公立高校受験予定の中学生には基本的に自分で単語帳を作って暗記に勤しんでもらっています。

それ以降は自分で単語を暗記してもらうのですが、みなさんはどうやって単語を覚えていますか?

新入生の中にはひたすら同じ単語を左から右へ書いている生徒もいます。book book book book book book book book…のように…

う~ん…文字を綺麗に書く練習をしているんでしょうか…

決して「左から右」が悪いのではなくて、同じ文字をひたすら書いていることが問題なんです。この反復訓練は、腕に覚えさせるという点では決してマイナスではないのですが、非常に効率が悪く、頭にインプットさせにくい方法です。

ではどのようにすれば効率良く単語を覚えることが出来るんでしょうか?

効率の良い暗記方法は「毎回テスト」を意識する

まずは覚えたい単語の日本語を縦に書き出します。そして1回目の英語の書き取り練習を始めます。

この時に1問書いて正確な答えを確認することを意識して下さい。最初から綴りを写し間違って、誤った綴りを覚えてしまう生徒も中にはいますので…

間違った場合は正解を書き、それをじっくり暗記するつもりで眺めて下さい。

1セット目の練習が終われば、1セット目に書いた単語を隠して2セット目をスタートします。

これを覚えるまで回数をこなしていきます。まぁ5~7回程度でしょうか。

そして、単語を10個覚え切ったら次の10個に進みます。

次の10個を覚えたら、もう一度前の10個に戻って下さい。10個中2~3個は忘れちゃってませんか?

ここで生徒によって暗記力の差はありますが、何度も何度も繰り返して単語暗記の練習を行って下さい。日頃からこうやって単語を覚えていると、テスト直前に再度復習をすれば、比較的簡単に思い出せるようになっているハズです!

毎回新しい気持ちで問題を解いているつもりで行なって下さい!

人間の脳は何度も目にする物を大切な物としてインプットするように出来ている

人間の脳は何度も目にする物は大切な物として認識するように出来ています。2つ例を出してみます。

(例1)好きなアーティストの歌詞を暗記

僕が「先生!単語が覚えられないよ!」と言う生徒によく言うセリフがあります。

「好きなアーティストは誰?その中で好きな歌は?ある程度歌える?」

大半の生徒はこの質問をすると曲名を答えてくれます。そして「ある程度歌える!」と答えてくれます。英単語は覚えられなくて、歌の歌詞は覚えられるのはなぜでしょう?

その差は「反復回数」にあると僕は生徒たちに伝えています。

確かに音のリズムがある分、歌の歌詞の方が覚えやすいですが、好きなアーティストの歌は知らず知らずにめちゃくちゃ聞きまくっていると思います。2~3回ではなく、それこそ1日に10回~20回以上も…

曲を聞きながら、歌詞を見ながら何十回も口ずさんで(反復練習)をしています。そりゃ覚えられますよね?対して英単語を覚えられない!と言う生徒はその英単語をはたして何十回繰り返して覚えたのでしょうか?

「4~5回やったけど覚えられへんねん!先生!」と言う生徒が大半です!

歌詞を覚えるかのごとく、数十回単語をひたすら覚えてみて下さい。きっと暗記出来るはずです!

「2000回やっても覚えられへん場合は、また別の原因があるで!」とも生徒に言っています。

(例2)学校の友達の名前を暗記

次に学校の友達の名前を例に挙げてみます。

みなさんは学校の友達の名前はすぐに憶えてしまいますよね?これは毎日学校に通っていて、毎日友達の顔を見て名前をインプットしています。毎日学校に通っていて毎日「あれ?この子誰だっけ?」ということはほとんどないですよね?(たまにはあるとは思いますが…)これが反復練習の必要性です!

ですが、一旦学校を卒業して数年後~数十年後に昔の集合写真を見てみると、「あ~、この子、授業中にしょっちゅう居眠りをして、先生から何回注意されても居眠りするから、ブチ切れた先生に黒板消しで頭をはたかれてた(叩かれていた)子だよね…名前何だっけ?」となってしまいます。つまり、数年から数十年見なかったそのA君の名前は、脳の中では「もう必要がない物」=「大切ではない物」として削除され、別の新しい内容を覚えるためのメモリー(空き容量)を確保しようとします。

※ちなみに上の話は、僕が高校の時にあった実際の例です!あっ、僕じゃないですよ!(笑)※

練習する時は必ず発音をして、音として耳でも覚えること!

上記の方法で、単語を目で見て手を使って覚えるだけでも効果はありますが、同時に単語の発音も行うようにして下さい。

そうすることで目だけでなく耳からも英単語が入って来ます。

私たちは音でも物事をインプットしているんです。

生徒の中には覚えるべき単語の発音がわからないのにも関わらず、そのまま単語を「文字(絵)」として覚えようとする子もいます。これでは円周率の3.141592…のような何の意味もなさない文字列を無理やり覚えようとしているようなものです。いえ、その場合でも「さんてんいちよん、いちご、きゅうに…」と「音」で覚えています。

まずは単語の発音をすること!これが単語暗記の最優先事項だと僕は考えています。

でもどうしても発音を覚えられない時はどうしたら良いか、カタカナでふりがなを書いてもOKか?という質問もよく耳にします。僕は最初の頃のみカタカナでふりがなを書いても良しとしています。これについては下の記事をご覧下さい。

英単語にカタカナで振り仮名を書いてもOK?慣れてきたら発音記号で!

単語カードももちろん有効!

「先生!俺、単語帳はイヤやねん!」という生徒も中にはいます。単語帳は1つの例にすぎないので、単語カードでも問題はありませんよ!

単語カードなら覚えた単語は外し、新たなカードを追加することも出来ますね!自分に合ったスタイルで行って下さい。

ウチの塾では受験生のレベルによって勧める単語帳のレベルは変えていますが、僕が高校時代にやっていた「ターゲット」シリーズを勧めています。

自分の手で1単語ずつ単語カードを作っても良いのですが、中級レベルは1400個、上級レベルは1900個もの単語があります。1枚の単語カードを10秒で作るとしても、1400個で4時間弱、1900個なら5時間強の時間が必要になります!

ターゲットシリーズに関しては多少値は張りますが、既成の単語カードが販売されています!余裕のある方はこちらを購入してみても良いかもしれませんね。

これは生徒が使っている単語カードです!

頑張って覚えていますね!ガンガン覚えていきましょう!!

さいごに

単語の覚え方に関しても色々な方法があります。「このやり方合ってるのかなぁ…」と心配になった方は、是非僕に聞いて下さいね!

以上、Mazzyでした!