塾長ブログ

2021年4月から公立中学校(堺市)の国語・地理以外の教科書が変わります!セミナーの内容も少しご紹介!

こんにちは!塾長のMazzyです!

2021年4月から教育改革が行われ、教科書が全面改訂されます。

今日はその内容についてお話しますね。どの教科書に変更があって、どれが変更無しかをご紹介します。

また、僕が以前、セミナーに参加した内容も少しご紹介しています。

堺市では国語と地理以外の教科書は全て変更!

ウチの塾があるのは大阪府堺市で、この地域では国語と地理以外の教科書が全て変更されます。教科書の内容が変更されるだけでなく、採用する出版社自体が変わる教科もあります。

2020年度までと2021年度以降の出版社一覧をご紹介します。

  2020年度まで 2021年度以降
英語 開隆堂 光村図書
数学 啓林館 学校図書
国語(変更なし) 光村図書 光村図書
理科 東京書籍 教育出版
地理(変更なし) 帝国書院 帝国書院
歴史 東京書籍 帝国書院
公民 教育出版 日本文教


中学英語に高校分野の英文法が登場する

今回の教育改革によって、英語の絶対的な単語量が増えるのは言うまでもありませんが、文法事項としても今まで高校分野で習っていた「原形不定詞」と「仮定法」「現在完了進行形」が中学校での学習範囲に移行されます。

学習内容の難化は良いと思いますが、それについてこれる生徒がどれぐらいいるかという点をしっかりと把握しておかなければダメですね…

英語が嫌いになる子が今まで以上に増えてしまう気もします。

受け身の授業からコミュニケーションを取らせる授業へ

今までは、教科書の左上にdialog(ダイアローグ)として文法事項が含まれた英文を読んでから文法事項を説明する授業が定番でした。

今回の教育改革後の授業は英文はなく、イラストを見ながら会話音声を聞いて、内容を想像させてからdialog(ダイアローグ)に入る授業を行うそうです。

これにより主体的な学びのための興味や関心を引き、初めに目標を明示することによって課題意識を高め、学習自体に見通しを立てて取り組ませ、積極的にコミュニケーションを取ろうという姿勢を養うことを目的としています。

これが新しい教科書を使って行われる授業だそうですが、果たしてこの通りにいくのでしょうか…僕は今までとあまり変わらない気がしています。

以前の教育改革では中学校では英語の授業はオールイングリッシュで行うとされていた

以前行われた教育改革では、基本的に中学校の英語の授業はオールイングリッシュで行う!とされました。もちろんALT(ネイティブ)の先生が学校にいるので、その授業は英語で行われます。

ですが、それ以外の英語の授業は基本的に日本人の先生が日本語を使って英文法、長文を教えているのが現状です。

理想論としては英語の授業は全て英語で教えられる方が良いのですが、それはあくまでも理想論です。英語が嫌いな子に英語を英語で教えると、「もはや自分には英語という言語は絶対無理だ」となりますよね。

例えば「car」という単語を例に見て下さい。

「”car”は車という意味ですよ!」という授業は誰でも理解できるレベルですが、

「”car” means a road vehicle with an engine and four wheels that can carry a small number of passengers”」と言われてみて下さい…

「は??」

で終わる生徒が何人いることか…

もちろん、レベルの高い私立中学校ではオールイングリッシュで授業が行われているそうなので、その授業についていける生徒たちはどんどん英語力を高めることが出来ますね!

さいごに

なんか少し愚痴っぽい内容になってしまいましたね…

今回の教科書が変更されることによって、学習内容が少し難化するとは思いますが、学習スタイルはそこまで変わらない気がします。

基本的には学校で習った内容を提出物のワークを通じて、日頃からしっかりと復習をすることが成績アップの秘訣と言えると思います。

一緒に頑張りましょう!

以上、Mazzyでした!